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パントドン(バタフライフィッシュ)の飼育〜小型の古代魚

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パントドン(バタフライフィッシュ)をご存知の方はきっと古代魚好き以外の方にも多いはず。その変わった容姿から、一度見ると忘れられない強烈なインパクトを植え付けられるからです。

中型〜大型が主流の古代魚の中では珍しく、パントドンは小型の魚です。割と小さな水槽でも飼育できるので、初心者の方が古代魚を始めるには最適なゲートウェイではないかと思います。

当方が中学生くらいの頃にこの種を単独飼育していた事があります。あの時は確か60センチ水槽だったかな?

この度ポリプテルス・モケレンベンベ水槽の上層に泳がせようと思い、合計6匹のパントドンを迎える事になりました。

パントドン(バタフライフィッシュ)の飼育は難しい?どんな魚?

まず簡単なデータから

◯種類

学名:Pantodon buchholzi(流通名:バタフライフィッシュ)

◯寿命

3年ほど(と言われている)

◯水槽

推奨60cm水槽から。45cm水槽くらいでも飼えないって事はない。

当方は今この水槽にてポリプテルスモケレンベンベと混泳飼育している。

◯濾過

あまり水流を強くしなければ何でも応用できる。ウチでは自作上部フィルターの落水を水槽ガラス面に当てて水流が強くならない様に管理。

◯温度

23〜30度とされている。ウチでは通年26〜28度。

◯水質

弱酸性〜弱アルカリ性まで幅広い。ウチは無難に中性付近です。

◯エサ

小さな虫(コオロギなど)が好物らしい。自然下でも虫をよく食べるとか。その他人工飼料やクリルなどの乾燥餌にも慣らす事ができる。ウチでは冷凍赤虫には何故か無反応。

飼育は簡単?難しい?

まず結論から言うと飼う事自体は簡単ですが、、、難しいのかもしれない。ん?どっち?と思うかもしれませんが、当方もどっちだろうと現時点では正直結論が出せない。

飼育する事自体は簡単だと思います。ウチでもワイルド個体を迎えましたが、その当日から全ての個体がクリルも普通に食べたしエサに対する積極性も強い方だと思います。人工飼料も初めは飲み込みはしなかったものの、初日から何度も口に入れてモグモグするなど飼育者を安心させる頼もしさはあった。

何故難しいかも?という部分ですが、まず長期飼育している人が周りにいなかった。ネットで調べると数年以上飼育経験のある方はチラホラいるが、メジャーな魚ではないので基本ステータス以外に飼育者目線の記事や生の情報が見れるサイトはなかなか少ない。昔から流通してる魚のはずだが、それほど大量に入ってくる魚でもいつでもいる魚でもないというのもその理由かもしれない。

あとこれは当方基準の考え方ですが、繁殖まで一般的に簡単だと言われてる生き物以外は結果的に難しいとも言えるものだと思っている。生き物は世代交代までがその一生に取る基準行動であり、そこで一通りの飼育が完結するものだと思うからです。

その辺も当方の飼育のこだわりのひとつ、【一種複数匹飼育】の理由です。もちろんこれは単独飼育じゃなければケンカになる種などは省きます。なので多頭飼育ができない種は基本的に当方のスタイルに向かないので飼育しないようにしている。

魚は喋らない。ある程度長生きしても正常に繁殖行動を取らないのは何か足りない要素があるのでは?と思います。与えるエサの内容や飼育環境など考えるとキリがありません。(季節による温度や水質、水位の変化など)

なので当方が飼育している生き物のほとんどは完結が難しい。単純にその個体を生きさせる事だけを考えれば簡単な種類だけだと思います。

パントドンの飼育風景〜ウチの水槽〜

どの種もそうですが、混泳魚とのトラブルなどはストレスになり短命になると思います。なのでこの種も本当は単種飼育が繁殖まで視野に入れるとベストなのかもしれない。ウチでは平和魚代表格のポリプテルスモケレンベンベ水槽に入れています。お互いに無関心でちょっかいを出される事はなく、むしろモケレンベンベの方が「何かがウチらの水槽に入ってきた!」とばかりに警戒している感じなので当面は問題ないでしょう。

しばらくはこのまま継続し、両方のコンディションを見ながら管理してみたい。場合によっては水槽を分けるかも?小型ポリプテルスでもトラブル回避のために混泳は避けるべきという方もいる。

パントドンの面白い生態

小型のアロワナと言われる事もある様に、顔つきも似ていて生活エリアも水面付近です。野生では水の流れが緩やかな場所や池の様になってる所によくみられるらしい。水面に落ちてくる昆虫などを食べている様ですが、時にはジャンプして食べる事もある。そうとう目が良いんだろうなと考えられる。この辺もアロワナみたいで面白いですね。

何よりビビるのは、なんとパントドンはジャンプしたあと少し滑空する事もできるらしい!大きな胸ビレには筋肉が発達していて多少羽ばたく事もできるとか(゚o゚。マジか。実際見た事はないが凄い!!なのでもちろん飼育の際は水槽に蓋はしっかりしましょう。飛び出し事故もよくあるとか。

パントドンは空気呼吸もする

パントドンは空気呼吸をする事でも知られています。鰾(浮き袋)に毛細血管が発達していて酸素を取り入れる事ができる様です。短い動画ですが空気呼吸をする瞬間を載せておきます。

パントドンの求愛行動!?

お迎えして数日後の事です。あまりに情報が少ないパントドンの繁殖ですが、求愛行動の様なものを撮影することができた。初めはオス同士が縄張り争いでも始めたんだろうかと思ったが、よく見ると雌雄である事がわかる。

小刻みに身体を震わせたり、相手を口で軽く突いたり、下顎を膨らませたりしてお互いにアピールし合っている様に見えた。そして1番インパクトのある行動はまるで2匹で示し合わせたかの様なダンスシーン↓

身体を軽く震わせ相手を口で優しく突いたりしている↓

この動画の一通りの行動をYouTubeにアップしてありますので→こちらから

おそらくこれは求愛行動の様なものだと個人的には思っているが、なにせ情報がまだまだ少なくまだ同じ様な行動を観察できる動画や飼育者などにたどり着けていない。産卵→孵化までを載せている記事は見つけたが、この行動がその前触れだとは断言できないので引き続き観察を続けようと思います。

とりあえず今はこの辺で。また何か面白い事があれば追記するか、新しい記事を書きたいと思います。

それではGOOD AQUA LIFE!

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