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ネオケラトドゥス(オーストラリア肺魚)の飼育

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ネオケラトドゥスは古代魚が好きな方なら一度は憧れる魚ではないでしょうか。

ネオケラトドゥス・フォルステリ学名: Neoceratodus forsteri

↑約16cmの幼魚

ファンの間ではよくネオケラなどと略されて呼ばれている。

発見当初、かつて恐竜がいた頃の中生代のケラトドゥスという魚の生き残りだと考えられていた事があった。後に別種だという事になり、新しいケラトドゥスという意味で「ネオ」ケラトドゥスと正された。続くフォルステリは発見者の名前に因んでいる。

目科属一種の古代魚で、古代魚の中でも特に原始的な特徴を残している。体の胴体下部の前後に2本ずつ計4本の肉鰭があり、シーラカンスの様に手足のように動かす様はいかにも古代魚という感じでロマンがある。ちなみにこの魚は、豪州のシーラカンスと呼ばれる事もある。

成体がファイナルファンタジー10に出てくるシンに似てると思うのは当方だけ?

姿形を変えずに悠久の時を経てきた古代魚ネオケラトドゥス。この魅力溢れる魚の飼育を始めました。

ネオケラトドゥス(オーストラリア肺魚)〜古代魚の中でもユニークな魚・肺魚〜簡単なデータなど

ネオケラトドゥス含め、肺魚と呼ばれる魚は現在6種類が確認されている。肺魚とは文字通り肺を発達させた魚の事です。これまで化石で発見された物は海水域淡水域を合わせると約280種類と言われています。確認されている現存6種は全て淡水魚です。

現在生息が確認されている肺魚

プロトプテルス・ドロイ

プロトプテルス・エチオピクス

プロトプテルス・アンフィビウス

プロトプテルス・アネクテンス

レピドシレン・パラドクサ

そして今回紹介するネオケラトドゥス。

↑約25cmの個体の頭部

とりあえず簡単なデータから。

※体長については一般的に言われている事だが、どんな環境や設備で何年飼育して集めたデータなのかがわからない。非常に長生きする魚なので、最小サイズはあてにしない方が良いと思います。飼育を検討される方はメートル級も覚悟の上で。寿命についてもどこまであてになるかは正直わからない。飼育下でもそれなりに長生きすると思って大事に育ててほしい。

分布:オーストラリア

体長:野生150~、飼育下70~100cmオーバー

寿命:野生100年以上、飼育環下30~50年以上

水槽:出来る限り大きな水槽が必要

水質:中性付近

水温:一般的な熱帯魚と同じで良い。生息地にも冬があり、低温にもある程度強いらしい。とは言ってもオーストラリアは国土が広いので地域によって季節ごとの温度に差がある。なので日本の冬の低温には気をつけたほうがよろしいかと思います。参考までに、近年のシドニーの最低気温は5〜7℃ほど。当方が住む沖縄県の冬は滅多な事では10℃を下回らないので、最終的には少し広めの池で飼育することにした。

食性:肉食寄りの雑食

ウチの個体はまだまだ小さいので、とりあえず初めの数週間は上顎系ポリプテルスと混泳させていた。ポリプテルス水槽の参照記事↓

ポリプテルス・モケレンベンベの飼育

ざっと調べる限り温和で、口に入る大きさじゃなければ攻撃を仕掛けないらしい。というより口に入る大きさの魚も積極的に襲う様な事はないらしい。(ウチでもそうだった)

これについても魚の性格は千差万別だと思うので、日々注意深く観察しなければならない。

とりあえず他の魚がネオケラを攻撃したりしなければ可能だと考え、専用水槽の立ち上げまでポリプテルス水槽に居候してもらう事にした。

ひょんな事からW180×D90×H60水槽が貰える事になったので、立ち上げ後は当面それで飼育する事になる。

ネオケラトドゥスと他の肺魚の違い

ネオケラトドゥスは混泳が可能な肺魚。これは当方の中では決定的な事だった。

一種複数匹の飼育が基本ポリシーなので、単独飼育が常識とされている肺魚の中でこれは嬉しいのでまず始めに書いた。他にもミナミアメリカハイギョ(レピドシレン・パラドクサ)も温和で混泳が容易だと聞いているが、現存する6種の中でも特に容姿が際立っている事もありウチでは本種に軍牌が上がった。

他の5種に比べると肺呼吸にあまり依存していないらしい。

ネオケラは他のハイギョに比べ肺が未発達であり、肺呼吸は補助的なものでメインは鰓呼吸。肺の形状も位置もその他の5種と異なる。その他の肺魚と違い土中で夏眠を取ることもできないし、水から出すと結構簡単に死んでしまうらしい。

オーストラリアのシーラカンスと称されるほど、その生態は非常に貴重で珍しい。国が保護管理するのも頷けますね。ちなみにシーラカンスにも肺が発達した形跡がある様です。恐らく上陸を目指したと思われる他の肺魚同様、一度は肺を手に入れたが、何らかの理由で海に戻ったのではないかと考えられている。

現在ネオケラはワシントン条約の規制対象種で、国に認可を得た限られたブリーダーのみが日本に輸出している。お迎えの際は登録証付きの正規輸入である事を確認する事!

ネオケラを迎える際は下の写真の様な証明書が1匹につき一枚セットで付いてくる。個体別に番号を振ってマイクロチップで流通を管理しているらしい。こういうのがあると一般的な魚と比べて希少なのが実感できますね。そういえば最近この証明書のデザインが変わったらしい。

その後ネオケラ達は90ロー水槽で単独水槽を立ち上げ、ポリプテルス水槽から移動させた。現在当面飼育を乗り切る為のW180×D90×H60水槽導入に向けて準備中です。それはまた別の機会に。

ネオケラは仕草や表情がかわいい!

ライトを点けるとこうやって前面に出てきてエサを待ってくれる。

ネオケラがウチに来てしばらく経ち、だんだんエサの時間などを覚えて人にもあまりビビらなくなってきた。とは言っても水換えの時やガラス面を掃除する時はまだまだパニックになりがちですが>_<

とりあえずお迎えした当初よりエサに対する反応もよくなり、匂いを感知すると活発に動き回るようになった。人に対する警戒心が薄れた頃から様々な行動を目にする機会が増えた。

下の動画はネオケラの食事シーン。

ネオケラの食事シーンはなんといってもこの咀嚼する動きがユニークでかわいい。反芻(はんすう)という食事行動をとります。反芻とは牛などが一度飲み込んだ食べ物を口に戻して咀嚼する行動で肺魚全般に見られます。

ヒレ(肉鰭)をまるで手の様に使い体を支えて食べる様子を観察する事もできる。

普段からこのヒレを手足の様に動かして、低層にいる時は泳ぐというより歩く様な感じだ。

ネオケラの飼育〜使えるエサは?

ネオケラの飼育する方々やショップをネットやSNSで調べると、実に色々な物を与えているのがわかる。人工飼料はもちろん小魚やアサリなどの生エサや、中にはブロッコリーやバナナやその他の野菜などの農作物も食べている動画などもありました。自然下では水底にある腐った生き物の肉なども食べていると読んだ事もあります。

ウチでは人工飼料や乾燥エサをメインにして時々生エサを数種類与えている感じです。

ネオケラの飼育〜エサの与え方は?

あくまでもウチのやり方ですが、気がついた事があるので記しておきたいと思います。ウチは多頭飼育ですので、単独飼育の方の場合は違ってくるかもしれません。

多頭飼育を始めてしばらく経ち、ウチのネオケラ達に異変が起こりました。時々ヒレを齧られたような怪我をする子が出てきたのです。暴れたのかどこかに引っ掛けたのか、何が原因かを観察してみました。1番可能性が高いと思ったのは他の個体に噛み付かれたのだと思っていましたが、、、、

やはりそうだった。ネオケラは温和な魚としても有名ですが、腹が減ると多少はご機嫌ななめになる個体もいるようです。あるエサ抜き日の時観察していると、目の前で他の個体にヒレを噛みつかれる瞬間を目撃( ゚д゚)!!

肥満防止のため、それまでウチでは完全にエサを与えない日を週に1〜2回設けていました。高確率でその次の日に怪我が発覚していたのでそうなんじゃないかとは思っていましたが(´-`)それからとりあえずエサ抜き日を廃止して量で調整する試みを始め、どうにか改善して怪我をする事がほとんどなくなりました。

それでもエサを食べている際にエサと一緒に他の個体のヒレをガブッとやっちゃう事が稀にあります。こればかりは多頭飼育なので仕方ないかと思い、各個体の危機予知能力の向上に期待しています。それでは噛みつきのリスクを大幅に軽減できたエサの与え方、1日の回数を次に書いてみます。

ネオケラの飼育〜エサをあげる回数

初めはセオリーに沿って1日2回あげていましたが、当方の考える理想の与え方があるので書いてみたいと思います。ウチは多頭飼育であり、個体によっても性格が違うので必ずしもあなたの家で同じ結果になるかは分かりませんが、参考になれば幸いです。

飼育しているとお分かりになると思いますが、ネオケラは体の大きさの割に一度に食べる量が少ない。少し食べては休み、少し食べては休みを繰り返しているかと思います。

そしてその量とタイミングは個体差があり、多頭飼育の場合少ない回数の給餌ではあまり食べられない個体も出てくると考えました。それが先程書いた噛みつき事件の原因だったんじゃないかと。

そこで1日に与えるエサの回数を増やしてみました。1日に与える総量はそれほど変わりませんが、小刻みに与えるという感じです。例えば今まで1日2回でしたが、それを3回に増やして一回に与える量を少なくしました。

すると、、、、

噛みつき事件がほぼなくなりました!間食を与えて空腹時間を減らす様なイメージです。加えて書くと、先ほども言った様にネオケラは一回の食事量は意外と少なく、小刻みに食べ続ける。一度の給餌量を減らし給餌回数を増やせばエサが放置される時間も少なくなるので、これは単独飼育の場合でも良い結果につながるんじゃないかと考えています。

以下執筆中、、、

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