ビッグスポットファンシーL471(以下471)について簡単に書いてみる。
この記事の最後に我が家の飼育環境が詳しく分かるデータバンクへのリンクを貼っておくので、参考になれば嬉しい。

471ファンシーは、黒字に白~黄色のスポットが入る美しい小型プレコだ。
当方にいる親個体達は、2019年の春先にベネズエラ便で入国した個体達。シナルコ川の物だと言われている。
成長しても10~12cmほどと小さく、一般家庭でも終生飼育が可能。当方が水槽を立ち上げてまでプレコの繁殖に熱を入れたきっかけになった種類でもある。というか、この種以外はブリードしていない。
プレコは全体的に長寿な魚で、病気や怪我が無ければ小型種でも10年以上生きる物が多い。ミクラなどの超小型の物はもう少し短いかもしれない。
先ほどから出てきている「L471」とは、Lナンバーという物だ。
国やルートによってもプレコの名前やインボイスネームは異なる場合がある。問屋や販売業者間の流通の混乱を避けるため、世界的にこのLナンバーを基準に取引がされている。
当方がよくSNSやブログで紹介しているファンシーはこの471ファンシーだ。
見た目と大きさが似ている物にL201がいる。個体差というのがあるので全てに言える事ではないと思うが、拙宅の別水槽にいる201よりも471 の方がスポットも大きく体格も少し大きい。
ビッグスポットファンシーL471の画像
ビッグスポットファンシーの画像をいくつか貼っていく。全てウチの個体達です。
同じファンシースポットと言っても、よく見ると幼魚もアダルトもそれぞれ個体差がある。スポットの大小や密度、メリハリにも違いがあり面白い。
ビッグスポットファンシーL471の画像・アダルト個体
隠れっぱなしで撮影できていない個体もいるが、大体こんな感じ。
ビッグスポットファンシーL471の画像・稚魚~若魚
ビッグスポットファンシーL 471 の飼育環境
我が家での飼育環境を簡単に載せておく。
水槽 90ロー水槽
濾過 特殊上部濾過層
水温 27~30度
水質 弱酸性~中性付近
魚数 100匹前後
繁殖まで一通り成功させてきたが、普通に管理していれば繁殖するので、ハッキリ言ってコツは無い。
水換え、エサやり、濾過層のウール交換などをしていればじゅうぶんだと感じる。一応濾過能力には気を付けている。
よくブリード物のプレコは繁殖に難があると聞く。
ウチの個体達は2019年春先にベネズエラからやってきたワイルド個体達だ。だからかは知らないが、とにかく必ず毎月卵を守っている親を見かける。
多い時は3匹の親が同時に卵を守っている時もある。
ウチの場合は親任せにするとあまり数が増えない。逆に卵を取り出して孵化~幼魚まで育成すると、殆どが生き残る。
90cmロー水槽に親魚も入れて100匹前後いるので、自然に任せていると弱い稚魚が淘汰されているんだと考えている。
最近時々DMでお問い合わせをいただくが、人間が手を加えるのは上記の通り、基本的なエサやり、水換え、ロックウールの交換だけだ。
人それぞれの飼育の仕方があり、通年それで飼育して結果までちゃんと繋げているので、正解のひとつである事は間違いない。
もう少し詳しく掘り下げた内容を、以下のデータバンクにアップしてあるので参考にして欲しい。