社会貢献活動を仕事に結びつける方法には様々な形がある。ここでは生き物愛好家だけではなく、多くの皆さんに知っておいてもらいたい事や、考えてみて欲しい事を書いておく。
まずSheltaCraftaを知らない方の為に。
当方は元々1人の趣味の追求から始まったアイテム制作と、それをお使いいただくユーザーの皆さんへのコンテンツを発信する、私Asat個人が運営しているペットブランドです。アクアリウム(熱帯魚、水槽)の趣味の世界で生まれた、俗にハンドメイド作家とも呼ばれています。
当方はユーザーにサービスや体験価値を提供し、その対価として報酬をいただく。詰まるところは商売をやっている訳であります。そこは全ての会社や個人事業主と同じです。しかしそれだけではやり切っているとは言えない。活動とは、自分より大きなものに貢献して初めてその価値が証明される。
人間の世の中も自然界と同じように、強い弱いのパワーバランスには、大きなサイクルの一部である事が必須だと考える。
これを読んでくれた方々の中に、それを理解して今より世の中を良くしたり、弱い者を助ける事ができる人に増えてもらいたい。
1:社会貢献のひとつ。創作理念に基づいた価値の提供
これはこれまでに何度も何度も言ってきた。
創作理念は"make fishes happy"
お魚さんを幸せにしよう!です。今はアクアリウムの枠を超え、当方のシェルターは色んな生き物達の住処となっていますが、汎用性があると言うだけで基本的には水辺の生き物達をターゲットに制作を進めています。
生き物主体の制作をモットーに、皆さんの飼育ケージの中の常識をゼロから組み上げていく。
これまでに無かった、"生き物たちの暮らしやすさ"に焦点を当てて活動してきた。
それは
・シェルターの機能としての"安心できる隠れ家"の提供。
・飼育者の満足を向上させて、生体への愛情や興味を満たす事を目的とした制作。
この2つはお互いに紐付く相乗効果があり、結果的に飼育される生き物達にとってより良い世界を創造できると確信している。
これはSheltaCraftaを知る人には、耳にタコな内容だと思うのでここまでにする。この記事で1番わかって欲しいのは次の事です。是非1人でも多くの方に立ち上がって欲しい。
2:社会貢献活動の本題。仕事で得た報酬を還元する。
社会に貢献するという目標として、実はもうひとつの形を取っている。これまで自分以外の誰にも伏せてきたが、実はSheltaCraftaでは世界の貧しい子供達が教育を受けたり、給食を食べる事ができる様に活動に取り組んでいるNGO団体に寄付を行なっている。
ここまで伏せてきた理由としては、当方がこのブランドの継続に失敗してしまったら、もしかしたらこの活動を続ける事ができなくなるかもしれないと思っていたからだ。
今は世界各地のショップとの交渉も好転し始めてきたことから、少なくとも当面は継続が可能であると判断して公開する事にした。
幸運な事にこの日本の皆様のご支持とご声援もあり、ここ最近は製作が追いつかないほど良好な状況が続いている。まず、ここに改めて深い感謝の意を表したいところです。ありがとうございます。
やっている事は大した事ではない。
貧しい国の子供達が鉛筆やノートを買うお金、子供達に給食を準備するために取り組んでいる団体に資金のほんの一部を寄付しているだけです。この豊かな国日本で暮らす我々にとっては、これがどれだけ大事な事かいまいちピンとこないでしょう。まずはこれを聞いて欲しい。
3:貧しい国の子供達
貧しい国の子供達はその日食べるご飯だって満足に手に入らない。それを手に入れるお金を稼ぐ為、教育なんて受ける暇もなく幼い頃から労働を強いられている子供たちがたくさんいる。
しかも大人がやるにしても危険な採掘現場であったり、健康被害の心配がついてまわる様な劣悪な環境であったり、とてもじゃないが労働環境が整っているとは言えない現場で働く子供たちもいる。
しかしもし給食を食べる事ができるのなら、まずその為に学校に行く。その子供たちは生きる為に、その日のご飯を食べに学校に行くんです。そして学校に行き、勉強する為の筆記用具が有れば多くの事を学べる環境が手に入る。
それは、まだ世の中に無い物を作り出す事ができるかも知れない才能にチャンスを与える事ができるという事だ。
これまでに何度も才能を眠らせている人達を見てきた。当方より遥かに器量のある人間もたくさん見てきた。
しかしチャンスが無ければそれは埋もれて行き、本人も気がつかないままそれを世に発信する事もなく潰えていく。
この事から当方としてはやる価値のある活動だと信じて、毎月少額だが寄付を続けてきた。できるのはここまでだが、この子供達の中から情熱を持って世の中へ貢献し、変えていこうと行動する人が出てくる事を心から期待している。
小さな足場しか準備してあげられないが、是非そこから這い上がってきて欲しい。
4:読者の皆様へ
できる事なら必ずしもどれそれをやれとは言わないが、もっと沢山の方々に立ち上がって欲しい。好きな事を形にして対価を得る、という事が当たり前にできる世の中。
そしてさらにできる事ならば、それをより大きな社会への貢献に向けて実行できる方。前にも言ったがそんな人に増えて欲しい。
寄付というのは我々にできる最も簡単な支援です。さすがに気遣いのある方々が全員現場に行って人を助けることは無理でしょう。それに我々にだって生活があるし支払いもある。ただ一人でも多くが小額でも寄付ができれば、体を張って問題と直面し、事態の改善に向けて取り組む人たちの助けになれる。それに我々日本人だっていろんな人たちに助けられているでしょう?
例えば現実を見てもわかる様に、
持っている力は、自分達以外の者のために行使して初めて、世の中に必要とされる。
今世の中はコロナの影響でどこも火の車ですね。それもよく分かっている。実際当方も色んな予定がキャンセルになり、困惑することも多々あった。
冷静さを欠いた人による異常行動もしばしば見受けられる。それでもブレずに普段のままでいられたのは、自分の周りに皆さんを感じているからです。俺様じゃなく、皆さんの支持のおかげで活動の全てが成り立っている拙者如きです。
何が言いたいかと言うと、背負っている、担っているから軸がブレない活動ができるし、続ける事ができている。もし1人だったら、キツくなれば辞める事だってできるし、都合が悪くなったら手の平を返して言い分も内容もコロコロ変えることができますからね。
こんなに世の中にたくさんの商品が溢れる中で、当方のプロダクトの価値を保つ事ができているのは、皆さんにお約束した事を守って制作を進めているからだ。
自分達より大きな物の一部になる事で、人間は真価を発揮できる。
どんな形でもいいから自分達のエネルギーを外に向けて放つ。この事を多くの方に分かってもらいたくてこの記事を書いた。
綺麗事で腹が満たされた試しはない。しかし気持ちは満たされる。そしてここで言っている綺麗事は、他人の腹なら満たす事ができる。
そして、生き物に触れるこの趣味の世界から、こういった発信をできることに誇りを感じている。
SheltaCraftaとは、ライフスタイルの提案でもある。
少しでも興味を持った方はご覧ください↓
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